お風呂リフォームでヒートショックを防止

お風呂リフォームでヒートショックを防止

築年数の長い住宅に住んでいると、新築の家と比べる冬の寒さが厳しいことに悩んでいる人は多いかもしれません。
特に寒冷地にもなると、浴室が非常に寒くなるケースが多く見られます。
特に高齢の家族がいる場合には、ヒートショックが心配になります。
このようなものを防止する方法として、お風呂リフォームを活用する方法が挙げられるでしょう。
温度の急激な変化によって血圧が大きく上がり、血管や心臓に負担がかかる状態がヒートショックですが、冬場は暖かい部屋から冷え切った浴室に移動した際に引き起こすケースが多く、高齢者ほどその確率は高まると言えるでしょう。
お風呂リフォームで家の中の温度差を解消することができれば、危険防止にもつながります。
そのリフォーム方法の1つに挙げられることとしては、浴室暖房の設置や洗面脱衣所への暖房設置が挙げられます。
脱衣所で服を脱ぎ浴室に入ると、かなりの温度差に対応することにもなります。
この温度差を少なくするためにも、浴室暖房で風呂場を温めておくことが1つです。
後付けも可能ですが、ユニットバスをリフォームする場合には、その際に一緒に設置するのがお勧めです。

転倒防止対策を考慮したお風呂のリフォーム

小さな子どもや高齢者がいるご家庭では、お風呂の安全性が気になります。
床に使用している素材によっては石鹸やシャンプーなどで滑りやすくなったり転倒の危険性が考えられます。
滑り止めマット等を使用している方もいるのではないでしょうか。
老朽化などでリフォームする際は使い勝手や衛生面はもちろん、安全性についても考慮したいもの。
お風呂の転倒防止にはいくつか対策があります。
浴室の入り口に段差があると躓いてしまい危険なため段差をなくしたり、入り口や浴槽近くの壁に歩行や入浴の補助をする手すりを設置します。
浴槽の高さが高いと湯船に入りにくいため浴槽の高さを低いものにしたり、床には滑りにくい素材を選ぶと良いでしょう。
また高齢者になると筋力も低下してしまうため、入り口の扉は力を入れなくても開くような引き戸などが良いかもしれません。
リフォームする際は小さな子どもや高齢者のいるご家庭はもちろん、老後のことを考えて検討することも大切です。